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2022/10/11
19:06:59

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Theme:オリジナル小説 Genre:小説・文学│ Category: 目次コメント:0│ トラックバック :--
2022/10/10
21:40:01
小さな世界 > 第aaa章「bbb」

 
煌びやかな廊下。
そこをひとりの女性が歩いていた。

すたすたすた

もう、足が痛くない。
ヒール高いのはいても大丈夫になったんだ、とその女性は思う。

すたすたすた

・・・

・・・

或る、大きな扉の前に立つと、目を閉じて念?のようなものを飛ばす女性。

至るところにいる召し使いや警備員は何故か、ある部屋の一室で全員眠っていた。

「入れ」

扉の向こう側にいる人間が、マイクを通してしゃべった。


中は心地良い温度になっていて、女性はふっと息をもらした。

「やはりおまえさんか」
大きな天蓋ベッドに腰掛け、真っ白いひげをたんまりとたくわえた小さな老人が言った。

3人ほどの召し使い(看護師)がいたが、「おまえら席をはずせ」と言って彼女らを退室させた。

3人は手馴れている様子で、落ち着いて静かに去って行った。


「おまえさんは見るたびに大人になっていくな」

老人は言う。
「刺叉(らーちゃ)」

女性「もう歳ですから」

老人「何言っとんじゃい。生意気な」


老人は呑んじゃいけないであろう、強いお酒をトクトク注ぎ、グッと呑んだ。

「で?今度は何だ 世界破滅でも?」

少し下を向く女性。

「日本を、滅ぼして下さい。経済を圧迫して下さい。
出来れば・・・破滅に追い込んで・・・」

女性はそこまで言って口を開けたまま言葉を止めた。

・・・

「おまえさんの力ならすぐじゃろう。
何故私の力を」
老人は聞く。

女性「私は、我慢出来ずにすぐに滅ぼしちゃうんです。
じわじわ出来ない。だから・・・」

まぁ、ピーチジュースでもいかがかな。
アルコールも入ってるよ。
老人はベッドの後ろにある冷蔵庫から色々取り出していた。

刺叉と呼ばれる女性は、「(よくそんな体力があるな)」と
思ったが、自分がここにいるから、それで影響があるのかと理解した。

老人「何でもかんでも滅ぼすのは感心せんな。
おまえさんらしくもない」
老人はピーチハイ?を差し出す。

老人はすっかり弱っているのだろう。
あちこちベッドを動き回っても、ギシッという音はほとんど聞こえない。
体を悪くしてすっかり体重が減ってしまったのだろう。


♪想走出你控制的领域  却走进你安排的战局
(あなたの呪縛から抜け出したいのに あなたの思惑通りに動かされてしまう)

ベッドから降り、老人がかくしゃくとしながらLDを掛けた。

「おまえさんの好きな王菲(うぉん ふぇい)の『棋士』
・・・わしもすっかり好きになってしまった」


曲が終わった時に女性は言った。
「日本が無くなれば、経済打撃が激しいですか?」

しばらくのやり取り。

・・・

・・・

<40分後>

「・・・いつも
おまえさんの慈愛で「何かの破壊」は差し止められてきた。

しかし今回は本当に無理なんだろうの」

老人はため息をついた。

女性「凌遅刑(りょうちけい)のお国なんですもの。
じわじわやるのはお得意でしょ?」


「時代錯誤もいいとこだ」
老人は悲しそうに、且つくたびれたように言った。

フンッ
刺叉と呼ばれる女性は耐えられない!と言わんばかりに鼻息を吐いた。

「武(うー)一族の長ともあろう人が、そんな弱虫だったなんて」

くるっ、と背を向けてドアを開けて去っていく女性。


・・・
「(・・・お主の呪縛から抜けようとして、わしはずっと努力してきた。
しかし・・・抜け出せなんだ)」

「(結局、お主の言う通りにするしかないんだろうな)」


-----------------------------------------------------


たまーに起こる、『一室で全員眠らされている現象』。
初めこそは超常現象?と驚いていた召し使い&警備員たちだったが・・・

その場の全員が経験しているし、頭がおかしくなった訳ではないらしい、、
ということで、
『全員が密かに経験する秘密の現象』、と皆は(多少は)慣れてしまった。



目覚めた時の、何とも言えない幸せな気分。

全員が不思議に思いつつ、いつもの挨拶のように
「お早う御座います」
と言い合った。


一方、・・・
老人は寂しげな背中を見せていた。3人の召し使いたちに。



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2018/06/10
22:38:15

「小さな世界」


1章:妃羽

2章:パン・オンライン

3章:ミルフィーユ

4章:global

5章:知られざる

6章:休息

7章:交錯

8章:次々と

9章:少しずつ・・・

10章:混沌

11章:泳いでいく



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